咲いた野の花よああどうか教えておくれ人は何故傷つけあって争うのでしょう凛と咲く花よそこから何が見える人は何故許しあうことできないのでしょう雨が過ぎて夏は青を移した一つになって小さく揺れた私の前で何も言わずに枯れていく友にお前は何を思う言葉を持たぬその葉でなんと愛を伝える夏の陽は陰って風が靡いた二つ重なって生きた証を私は唄おう名もなき者のため